2023年新卒
大学院で光の研究を経て、新卒で入社。技術本部 事業開発課 配属。
業務としては機構設計を担当しています。シミュレーションで導き出された理想的なレンズの組み合わせを、現実で機能させるための機械機器を設計し、製品として形にする仕事です。お客様一人ひとりの「これをこう動かしたい」という細かな要望に対応するので、常日頃から新しいものを生み出しているという意識はあります。難しい案件に対しても「なんかおもしろそうだね、そういうのってつくったことないからやってみようよ」という感じで、ノリノリでチャレンジする人が多いです。日々、現場のすべてが挑戦ですね。
レンズ製造の工程では幅広い分野に関わるので、新しいもの、知らないものに出会うことは日常茶飯事です。そんなとき、学生時代の「未体験の物事に恐れず向き合った経験」が自分の支えになっていると感じます。大学院で研究していたとき、同じ分野の先輩が誰もいなくて、担当教授も海外にいてほとんど連絡がとれなくて、ただでさえ大変なのに就活も忙しかった時期があって、その困難に正面から向き合って乗り越えた経験があるからこそ、何か壁にぶつかっても「とりあえず考えてやってみよう」と受け入れることができるのかなと思います。
扱っているレンズの多さ、整った設備環境など、夏目光学のすごさはいろいろありますが、やはりいちばんは「創造の自由」にあると思っています。既にあるものを使って何かをつくるだけでなく、必要であればその道具や機械さえも自分たちで工夫してつくってしまう。そんな姿勢を貫いてきたからこそ蓄積されてきたノウハウが集まっていますし、モノづくりに対する良い意味での気軽さ、何でもやってみようとする社風があるから、誰もが主体的にアイデアを出して取り組んでいく文化が受け継がれているのだと思います。実際、初めて工場見学に行ったときは、独自に改良した装置でレンズを加工する技術と、社員同士が明るくも真剣に話し合って工夫を凝らす姿を目の当たりにしました。「ヒカリを必要とする人の力になりたい」という想いを、夏目光学でなら実現できると思い、入社を決めました。ヒカリの需要も高まり、技術の高精度化も進むなか、夏目光学の創造性はまちがいなくこれからの世の中に必要不可欠だと感じています。