2016年新卒
高校にて機械工学を専攻。卒業後、新卒で入社し、現在は生産技術部 設備課に配属。
工業高校で一からモノを作り上げていく楽しさを学び、モノづくりを仕事にしたいと考えて入社しました。現在は主に、レンズを加工する上で高い精度を要求される工具と、社内で設計した高精度加工設備の部品の加工を行っています。加工するレンズの種類によって使用する工具も変わってくるので、最適な加工を実現できるよう、工具そのものを社内で開発・製造しています。レンズの精度を追求するためなら、レンズをつくる道具すら自分たちでゼロからつくるという姿勢は、夏目光学の理念をまさに体現していると思います。
働いて9年目のとき、大ベテランの先輩の後任を引き継ぎました。周囲から「あの人のおかげでいいものができた」と常に言われるような方で、どんな仕事も楽しんで取り組む姿勢を教えていただきました。そんな方の後を担うと決まったときは正直とても不安でしたが、まわりのメンバーに支えられ、頑張ってくることができたと思います。壁にぶつかっても、やり方を根本から見直して何度もチャレンジすれば必ず活路はひらけます。そこまでやり続けることが大事なんだと思います。
一概にモノづくりと言っても、決して一人ですべて完結することはできません。自分の力量の範囲内だけでやっていてはいつか限界が来ますが、関係者の方々と知恵を出し合えば、発想の可能性は広がります。互いに協力し合ってこそ生み出せる価値は大きくなりますし、満足のいくものができたときの喜びや達成感を共有できることも、モノづくりにおける魅力のひとつだと思います。
今までの先輩方が粘り強くチャレンジし、培ってきてくれた夏目光学の技術力と不屈の精神、さらなる高みをめざして走り続ける意志を、自分も体現しながら次世代へと残していけるよう、ますます研鑽を積んでいきたいです。そして自分もいつか後を引き継いでくれる人、ひいては夏目光学の未来を担っていく人たちに、少しでも有意義なものを残せるようにしたいです。